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Ultrarens360では終わっていなかった!
Ultrarens360でひどい目に遭った方が少なく無い中、同じような広告が名前を変えてFacebookに表示されます。製品自体は同じものをネタとして使っているようです。
Facebookの広告も何パターンか見受けられます
これもそうです。
では、例によってリンクを踏んでみます。Twitterですがどこかに飛ぶのでしょう。
Gadget Catalogなるページに飛びました。
解説者の顔画像は使いまわし
製品についてシュツットガルトから来たブラウンさんが語っています。
シュツットガルトって工業都市ですが、自動車で有名な場所なのでダイムラーやポルシェがあってもライカやツァイスの工場はありません。
この方の顔画像をGoogleで検索したらこんなサイトにも。
8倍ズームでこんな画像が撮れるわけがない
画像のサンプルがあります。
8倍でそんなに撮れるわけないでしょう。多くのスマホのカメラレンズは28mm前後ですから、8倍にしても224mmです。真ん中の月の写真は「危難の海」という月の海なのですが、おそらく元画像はこれです。
一部を切り取って縦長に加工すると同じような画像になりました。この画像の撮影には口径280mmの望遠鏡を使用してます。買えば70万円くらいするやつです。
ちなみにデジカメを使って1600㎜で撮影した月の画像がこれです。
実はぼったくり価格
ネット上には比較サイトというか、このような製品を比較しているサイトもありますが、実際に使ったわけではなく、あくまでもカタログスペックというか、サイトに書いてある情報だけで比較してるのでまったく当てになりません。アフィリエイト目的の典型的な記事ですよね。
カメラやレンズは信用あるメーカーの製品でもカタログスペックだけでは製品を選べないのですから、こういうガジェット的なものを使うこともせずに比較するのはどうかと思います。それを信じて製品を買ってみたら使えない、なんてことになってもどこに文句を言えばいいのやら。まだamazonのレビューのほうがはるかにマシというものです。
これだけ画像を見せられれば確かに欲しくなってしまいます。でも、よくよく考えてみれば、低価格でこんな商品は簡単に開発できるものではないんですよ。数千円で買える製品がニコンやキャノンはおろかカールツァイスやライカよりも画像がいいわけないでしょう。メーカーに対して失礼です。こういう世界的な歴史あるメーカーに敬意を払わないあたりで製品のレベルというかサイトの質の低さがわかろうというものです。
今なら75%引きの上、さらに30%引きで大セールとなっています。
安心してください。amazonで「スマホ クリップ レンズ」で探してみてください。1500円くらいで売っています。ただ、説明が12倍だったり20倍だったりおかしな製品もあるので注意が必要です。レビューでは散々書かれています。
くれぐれもFacebookで大安売りの高性能品の広告には気をつけてください。2~3年前にもFacebookでブランド品の格安販売が流行りましたが、あれと同じようなものですから。
Facebook広告 スマホ用レンズ Ultralens360 に注意!
Facebook広告 スマホ用レンズ LUXHD450 に注意!
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)