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10年ぶりのスマホアプリ
訳あって、いや、縁があってというべきか。10年ぶりにスマホアプリの開発をする羽目になった。
とは言っても、昔のようにxcodeやeclipse───今はAndroid Studioか───でゴリゴリとコードを書くのではない。ガチのアプリ開発をプログラミングするなんて、老眼で体力も衰えた五十路の身体には耐えがたい。
ザクでユニコーンガンダムに挑むようなものだ。
昔は開発ツールでUIをデザインして、必要な素材のデザインを外部に依頼し、リソースに組み込む工程が一般的であった。Visual Studioだろうがxcodeだろうが同じだった。
それが今はモックアップというか、プロトタイプが簡単に作れる時代になっていた。Axureなる便利なツールがあるから使えと言われたのだが、これって、日本ではあまり使われていない。
検索しても英語のページばかりだ。
言語の壁はGoogle翻訳と貧弱な英語能力で乗り越えたとしても、問題はアプリそのものである。結構お高いソフトウェアだ。
なんだか昔のSoftICEを彷彿とさせる。
いろいろと問題があってAxureは使えないが、2021年現在ではAdobe XDなるものが便利だとのことだ。
SketchなるものもあるらしいがMacでしか使えない。
LunacyというSketch互換のWindowsアプリもあるようだが、リリースされたばかりだ。
ソニー α7c
アプリ開発から離れて使えるようになったソフトがいくつかある。WordPress、PhotoshopやLightroomがそうだ。
子供のころから一眼レフを使っていたので、写真撮影やカメラは好きである。しかし、20世紀末にコンタックスGを買って以来、ご無沙汰していた。
21世紀になると、デジタル技術の発展によりフィルムカメラは廃れ、デジカメが主流となった。サイバーショットやLUMIXを何機種か購入し、センサーサイズに不満を持つようになって、1インチセンサーカメラを購入した。
数年使っていたが、Photoshopを使えるようになると画質に不満が高じてきた。コンポジットなどの技も覚えたが、使える状況が限定される。
ああ、フルサイズセンサー…APS-Cではなく、フルサイズ。フォーサーズでもなくフルサイズ。高くて重いフルサイズ。一眼レフを避けてきたのは重いからだ。
昔もNEW CANON F-1が本体だけで1kg超えなんて驚いたのだが、今ではそれくらいが普通らしい。2kgを超えるノートPC2台分のカメラなんざ携帯できる領域を超えている。
ダンベルみたいなカメラなど持ちたくない。だからコンデジを使ってきた。
そこに現れたのがシグマSD。フルサイズセンサーを持つ、超軽量の一眼レフカメラ。だが、あまりにもシンプルというか、機能をそぎ落としてる上に動画に力を入れているのが自分に合わなくて、購入を躊躇していた。
どうしても動画には興味が持てない。スマホで撮れば十分だと思ってしまう。なのでジンバルは持っているのだが、買っただけで一度も使っていないのが問題だ。
そんな折、衝撃のニュースがソニーから発表された。APS-Cと同等の質量と体積ながらフルサイズセンサーの小型軽量一眼レフ。失業中で金もないのに速攻で予約した。レンズはタムロンだ。ソニー製は画質はいいが高価なうえにでかくて重い。軽さでいえば韓国製レンズもあるのだが、画質に不安がある。
タムロンレンズは高校生の頃から使ってきたからなじみもある。80-200mmズームにはだいぶお世話になった。今でも押入れの片隅にAE-1と一緒にしまってある。
Adobe XD
さて、2021年になり、スマホアプリのプロトタイプはどうやってつくってんねん、とばかりにネットで検索するとAdobe XDなる製品があることが分かった。
あれ?
Creative Cloudで確認すると私のPCにインストールできた。どれかの製品のライセンスに含まれていいたのだろう。調べてみると、スターターキットが無料なのであった。
XDの主要機能を試せるスターターキット
https://www.adobe.com/jp/products/xd.html#starter-kit
チームで作業しプロジェクトを共有するなら有償版になるが、ひとりでコツコツと作るにはスターターキットで十分である。
仕事にとりかかる以前に、こいつをマスターするのがMUSTである。
さて、プロトタイプが完成するのはいつのことやら…先は長い。
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)