2018 夏ドラマ

投稿者: | 7月 11, 2020

出張中のホテルでテレビをつけることはめったにないし、自宅でもテレビは娘のアンパンマンに占領されているとはいえ、実はドラマはほとんど録画している。妻がすべて予約してくれている。この夏はアニメが不作だったが、その反面、ドラマが豊作。沖縄なので、日テレ系と東テレ系は録画できないのが残念だが、出張から帰ってくると、息抜きに妻と二人で楽しんでいる。

今シーズン、一番面白いのが「絶対零度 未然犯罪潜入捜査」。沢村一樹の演技が光る。ストーリーも複雑で楽しめる。雰囲気はアンナチュラルに通じるものがある。録画して真っ先に見るのがこれだ。2010年から上戸彩が主演だったドラマのシーズン3にあたる。シーズン2が2011年なので、7年経ってのまさかの続編、しかも主役交代。最終回で上戸彩が出てくるみたいだが、どうなるのやら、楽しみだ。で、2020年。続編開始。録画しただけでまだ見ていない。

同じくらい面白いのが「ハゲタカ」。主演の綾野剛の目力(めぢから)もすごいが、小林薫の悪役っぷりがさらに上を行く。とても深夜食堂のマスターをやっていた人とは思えない演技だ。こちらが地なんじゃないかと錯覚するくらいだ。関西弁も板についてると思ったら、京都生まれ、しかも私と同じ東山区の出身だと思ったら、山科かーい。山の向こう側やないかーい。でも、私が生まれたときは、まだ山科区はなかったのだけど。

「健康で文化的な最低限度の生活」。眼鏡がキランと光るさわやかなリーダー役の人が、アンナチュラルで「クソがっ!」って口癖の、やさぐれた役を演じていたとは思えない。俳優すごいな。もちろん、面白い。毎回楽しみにしている。

「義母と娘のブルース」録画しておいたけど、番宣見る限りどうなのよって思っていた。東京支店の社員から「これ、ものすごく面白いです。」と背中を押されて妻と見たら、大ハマり。おもろすぎる。ドラマでは十年と言っていたが、原作は二十年分だとか。テンポもいいし、グイグイ引き込まれてしまう。原作の単行本も買ってしまった。もちろん、令和二年の正月の放映されたスペシャルも見た。あきらかに続編を意識した作りだ。

「dele」岡山県民は「でーれー」と読んでしまうんじゃないかと毎回思う。広島弁なら「ぶち」、沖縄本島では「でーじ」、宮古島なら「だいず」、北海道なら「なまら」だ。番組名は「ディーリー」なのだが、パソコンの画面の動きが作為的で笑ってしまう。コマンドラインは基本的にエラー以外無言だし。まあ、そんな業界的ツッコミはつまらないので置いといて、何話かは、番組始まって3分くらいでオチが分ってしまった。それでも毎回楽しんでいる。

「グッド・ドクター」も毎回楽しみにしている。サヴァン症候群を演じる主役の演技もすごいと思う。ダイキンのCMではまるで別人だ。高山先生はファイナルカットの百瀬を演じた人だが、その弟役は「健康で文化的な最低限度の生活」で、無断でバイトして生活保護費の返済を迫られた家庭の高校生役を演じていた。病院経営の生々しい一面も組み込まれていて、最終回はどうなるのか、予想がつかない。著作権表記が韓国人の名前でKBS(韓国の放送局)となっているので、あちらで流行った番組なのだろうか。

「遺留捜査」は初回が二時間スペシャルのため、なかなか見るのに勇気がいる。ようやく一話を見終えた。続編も楽しみだ。

刑事7人はまさかまさかの初回から二話目に続く展開だ。特捜9のようなノリで面白い。警察ものはハズレがないなあ。2019年にも続編が。まあまあ面白かった。

「チアダン」、TBSの無い福井が舞台ということで、地元では盛り上がっているらしい。一話と二話に出てくる駅員役が、まさかの同じ大学同じ学科の同級生、しかも同じく留年仲間。お互いほとんど大学にいなかったけど、顔見知りではあった。数ヶ月前にFacebookで繋がってのドラマ繋がりに、不思議な縁を感じた。最近は福井の会社に仕事を出してるので、身近な存在だ。

「ヒモメン」一話だけ見てイラっとして、その後、見ていない。主役の設定が生理的にダメだ。他にも録画だけして見ていないドラマがいくつかある。

さらにこの夏、番外編的に面白かったのが「琉神マブヤーARISE」沖縄ローカルヒーローだが、全シーズンの中で今回が一番完成度が高いと思う。面白すぎる。ただし、沖縄の方言や習慣がある程度わからないと、面白さは激減する。なにがおかしいのか、オチなのか、理解できなくなるのである。

ヒメハブデービルが不二子ちゃんみたいなキャラから、体格も見た目も性格もすべて真逆になっている。キジムナーは自身が精霊のくせに、幽霊を信じない。観ていて頭を使わないで済むので、疲れたときでも大丈夫。美栄橋の七つ墓、行ってみたいなあ。

まだまだ録画だけしてみていないドラマもあるのだが、モタモタしていると次のシーズンのドラマが始まって、見ることなく削除することになる。秋ドラマは米倉涼子のリーガルVがさっそく面白そうだ。それらが終われば年末だ。今年も終わるのだ。けいたまが三歳になるのだ。児童手当が減額されるのだ。