酒は一人で飲みたいが、キャバクラは複数で行きたい

投稿者: | 7月 11, 2020

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酒好きだが、飲みに行くのは控えたい

私は昭和世代であり、酒席も好きなので、たまに会う人たちと会議や打ち合わせをしたのちは、時間が合えば飲みに行くようにしている。

いわゆるノミュニケーションだ。

酒の席がすべてとは思わないし必須とも思わない。もちろん、私だって酒席を断るときもある。特にここ数年は断る機会が増えた。残り少ない人生を、貴重な時間を、飲んで騒いで無駄に消費したくない。

酒が入ったことで突っ込んだ話ができるのは事実である。飲んだからこそ、歯に絹着せない、本音の議論ごできるのも現実だ。だが、記憶がない。覚えていない。これではせっかく使った時間が無駄撃ちで終わってしまう。

今後の人生を見据えてやりたいことも沢山ある。家のことも家事も育児もしなければならない。一人、もしくは妻と二人で飲む分には、酒の量もピッチも自分のペースでゆっくりと飲めるのだが、それ以外はダメだ。必ず飲み過ぎてしまうので、翌日に差し障る。なので、ますます一人で飲む機会が増えるのだ。

キャバクラが好きで悪いか

元々が歌謡曲を聴いていなかった。中学生の時にザ・ベストテンを観てはいたが、その頃にハマっていたのはYMO。高校生の時はカシオペアやザ・スクウェアなどのフュージョン系だ。田原俊彦はクラスの女子が応援歌で「哀愁でいと」を歌うというので知った。大人になってからは、人が歌うのを聴いて覚えた曲も多数ある。お付き合いだ。

だが、カラオケで私が好きなのはアニメとボカロだ。アニメも昭和のではなく平成のものだ。ガンダムではなくエヴァだ。アクエリオンだ。さらに言えばヴァルブレイヴのPreserved Rose がデュエットできれば最高だ。妻以外に歌えた者がいないのが悲しい。ボカロに至っては、昭和世代はアニメとの違いが分からない。ダンプとF1カーほどの違いがあるにもかかわらずである。

昭和のオヤジがカラオケで盛り上がるイメージ
昭和のオヤジがスナックで酔うとこうなる

なので同世代とカラオケに行くと、相手は盛り上がっても、私は盛り上がれない。誰もが人の歌を聴かなくなるほど酔いが回れば歌いもするが、誰からもシンパシーを感じない。

つまらん。

私も金髪のタレントは皆同じ顔に見えるので、人のことは言えないか。もともと相貌認識能力がかなり劣っている。若い頃は大場久美子と早見優が区別できなかった。

ボカロで盛り上がるのは基本的に二十代だ。最近、米津玄師が流行っているが、私の中ではHachiである。「結んで開いて羅刹と骸(むくろ)」の作者である。そもそもがボカロの人なのである。ようやく時代が追いついたのだ。まったく感慨深い。

それに熟キャバや姉キャバも好まない。子持ち女性とは家事や育児など、生活感満載の話で盛り上がってしまうからだ。主婦の井戸端会議と内容が大差ない。それはそれで楽しいではあるが、酒を飲んでまでする話ではない気もする。

結論、だから私はキャバクラが好きなのだ。