春の日本各地で温度差に翻弄される

投稿者: | 7月 11, 2020

先週の月曜日、北海道帯広は気温が34度だった。沖縄が27度。それが先週の金曜日、帯広は8度だ。沖縄は27度。昨日の仙台は20度。半袖では肌寒かった。東京に着いたら、ジャケット着用では暑すぎる。

なんだ、このデタラメっぷりは?

この季節、帯広のある十勝地方は寒暖差が激しい。これが十勝の農作物を育てるのだそうだ。食料自給率1600%、つまり自分たちで消費する食糧の16倍を生産する、日本の一大農業基地。

なんだ、このスケールのデカさは?

北海道は広い。九州の倍の面積を持つ。函館と根室は600キロも離れている。新幹線の東京ー新神戸に相当する距離だ。当然、場所によって気候も異なる。六月に雪が降って峠が凍結することもある。すでに春タイヤに履き替えているのに、最悪である。

農作物は温度が大歓迎だろうが、こちとら生身の五十歳である。過酷な環境などノーサンキューなのである。温度差は風邪を引きやすい。暖かいところから寒いところに行くと調子を崩すイメージがあるが、実は逆でも風邪をひく。厚着のままで汗をかき、それが冷えて体を冷やしてしまうのだ。だから、汗をかかないように服の枚数を調整することが大事なのである。

それでもさすがに六月に一桁は予想外であったが、北海道に行くときは夏でも必ずジャケットを持って行くことにしている。日が差しているときは暑くても、夜は冷えることも少なくないためだ。温度差を気合いで乗り切ることは不可能だ。