ようやく出張から自宅に戻った。空港からの帰路で買い物を済ませておいた。晩御飯はツムブリのカルパッチョだ。
翌朝、月曜日。午前中だけ会社に行って、朝礼といくつかの用事を済ませ、帰宅した。ランチはレトルトカレー2種類をブレンドし、食材をちょい足ししたものを妻と食べた。食後、やたらとだるいので横になった。寝ていれば治るだろうと、タカをくくっていたのだ。
一時間ほど眠っただろうか。眼が覚めたのは15時。身体が軽くなっていた。しかし、寝る前よりも熱っぽい。検温してみると38.5度。
はあ?
慌ててかかりつけの医者に行った。入口に札がかかっている。
「ただいま、大腸カメラ検査中のため、診察できません。」
受付で聞いてみると、30分ほど待つことになると言う。
仕方がない。
受付を済ませ、検温と問診を済ませると、近所のスーパーまで歩き、晩御飯の食材を購入した。体調は特に悪くない。熱っぽいだけだ。
病院に戻り、10分ほど待つと診察室に呼ばれた。喉やリンパ腺の触診、聴診器による念入りな診察の結果、この発熱はぶり返しではなく、別の原因だろうと言う。しかし、発熱以外、風邪の症状も、病気のような様子もない。
仕方がない。
医師と相談し、いくつか薬を出してもらって、病状を見ながら自分で判断して薬を飲むことにした。
家に帰ってからも普通に家事をしていた。妻が心配するが、体調は悪くないのである。17時半。検温すると37.2度。体温が下がるとダルさが戻る。
こんな感じで出張を一つキャンセルし、三日間ほどダラダラと、自宅で仕事をしながら過ごした。まるでリハビリだ。木曜日には打ち合わせがあったので出社した。夜にはハゲタカの最終回を妻と観た。
こうやって体調を取り戻し、再び出張へと備えるのだ。まるで修行だな。主治医に「ブラック企業」と呼ばれても仕方がないのかも(笑)
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)