今日の会食は兵庫県明石市。本州と淡路島を結ぶ明石大橋のある街だ。沖縄からは伊丹空港まで飛んで、そこから阪急線とJRでの移動となる。同じ飛行機に社長と秘書も乗っていた。目的地は同じ。今晩の会食には社長も一緒なのだ。
そう。社長も一緒だ。
しかし、会食に指定された会場はタイ料理店だ。
私はタイ料理が好きである。l’m fond of タイ料理なのである。love とまではいかないが。
対して社長はネギが食べられない。パクチーは大嫌い。辛いものが苦手である。
本人も気にしているが、あえて言おう。
子どもか?
社長をディスる気は毛頭ないのだが、つまり、社長とタイ料理は非常に相性が悪い。なのに社長はタイ国が大好きだ。年に数回は渡航している。タイ国が好きなのに、タイ料理が嫌い。
はて?
現地での食事はどうしているのか聞いてみた。
「困っている。」
年に何度か社長と一緒にタイ国に行く、社長と非常に親しい間柄の人物がいる。彼もパクチーが大嫌いだ。現地で食事を頼む時は、必ず叫んでるらしい。
「ノーパクチー!」
あはーん、なるほど。それでタイ国で和食の飲食店を開きたいのか。
さらにだ、本日の会食には相談役も同席する。この人もまた、エスニック料理が大変苦手である。
私なら絶対にタイ料理店を会食会場には選ばない。嫌がらせに他ならない。そんな情報を知らない兵庫の担当者が、タイ料理店を会場に店を選んでしまった。
少々、いや、思いっきり不安だ。
個人的には美味しいタイ料理が食べられれば御の字である。
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)