葬儀の準備

投稿者: | 7月 11, 2020

父が亡くなる1時間ほど前に、母に「どこか葬儀業者を知らないか。打ち合わせしておいた方がいいんじゃないか。」と言われたので、知人に地元の葬祭業者を紹介してもらい、担当者と相談した。なので、父が亡くなってからもバタバタすることなく、淡々とことが進み、2時間後には父は自宅に戻ることができた。

あわただしく業者と葬儀の打合せを済ませ、夕食の出前を取り、あとから合流した妹の家族らと食事をした。その後、妹一家は横浜の自宅に帰宅した。翌朝に姪が病院で検査があるために、どうしても帰らなければならないとのことであった。

午後11時半頃に従兄弟がやってきた。仕事で葬儀にも通夜にも出れないので、この時間に無理して来たという。彼も4カ月前に父を亡くしたばかりだ。そう、叔父のことだ。そして私も喪主を務めることとなった。父の遺影は叔父の葬儀で撮影したものになった。

翌日も朝から昼まで葬儀の打合せだった。父の意向で告別式は家族葬とし、お通夜だけは一般の方に参列してもらうことにした。ところが、父はご近所さまには葬儀に参列してほしくないという。ほとんどが年金生活者だから、香典を支払うのも負担になるので、ご近所には葬儀が終わってから報告してほしいとのことだった。

つまり、お通夜に来るのは私の知り合いだけだ。何人来るのか、想像もつかない。10人かもしれないし、ひょっとしたら100人くらい来るかもしれない。料理は足らなければ、謝ればなんとかなっても、受付や交通整理はごめんなさいでは済まないので、きちんと人数を用意するように言われた。人数が来なくても、まあ、恥をかくのは父ではなく私なので、まあいいか、と思った。

午後2時から妹と母が父を納棺した後に、お通夜と葬儀の料理の打ち合わせを業者とすることになっていたので、実家にすぐに帰るよりホテルで待機して、妹らと連絡が取れるようにした方がいいと思った。それに、まだ一人で考えたいことがあった。