年度末だ。年末には忘年会が、年明けには新年会があるように、年度末には納会が、新年度には総会がある。企業ではなく、主に団体と呼ばれる組織には不可欠なのだ。経済団体や業界団体にPTA等の教育団体も当てはまる。学校も会社も役所も四月から新しい体制が始まる。三月は卒業式や送別会の季節でもある。まさしく別れの季節だ。
年度が四月から始まるのは国内組織であり、ロータリークラブのような世界組織だと、アメリカ式に七月から年度が始まる。
私も経済団体からいくつかの役職をもらっている。残念ながら、とある団体では年度中に役職を放棄した。こんな無責任なことはしたことがないのだが、壊し屋のようなメンバーがガチャガチャと自分の担当に割り込んできて、好き勝手なことをされたので、これは無理だとさじを投げたのだ。
この人のせいで、組織の活動をやめてしまった人が何人かいる。しつこくて面倒臭いのだ。役員会で決まったことも、自分の意見に沿わなければ、ネチネチと絡んでくる。同じ話を蒸し返す。絡む方はいいだろうが、絡まれる方はたまったもんじゃない。自分のために他人の時間を平気で浪費する人なんぞ、関わりたくなくて当然だ。
そもそも組織とは議案を多数決で審議し、決議された結果は異論があろうとも尊重し、従わなくてはならない。それが組織運営というものだ。国会だって同じだ。自分の会社とは違うのだ。
話が逸れたが、そんなわけで三月ともなると忘年会ほどではないが、納会に参加する機会が出てくる。一年間、一緒に頑張った仲間と苦労をねぎらいながら思い出を語る。一緒に汗を流した人とは仲間になれる。一生の付き合いになるものだ。まもなく平成29年度が終わるのだと、日に日に実感している。
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)