異常気象で沖縄よりも暑い北海道でランチを済ませ、女満別空港から羽田に向かう。離陸した飛行機は北の大地を眼下にぐんぐんと上昇していった。今晩は東京泊である。毎月最終月曜日は東京駅近辺でランチョンと決まっている。ランチを食べながらの会議だ。
朝の会議はパワーブレックファストなどと呼んだりするが、昼はランチョンである。なぜ朝飯の方がかっこいいのだろうか。直訳すれば力朝飯、東京ちから飯みたいではないか。それに比べてランチョンなる響きはなんだか金魚の名前みたいで、力強さに欠ける。カロリーも品数もパワーがあるのはあきらかにランチである。
なに?パワーブレックファストの意味は「朝からがっつり飯」なのか?
まらば朝ラーも、朝から海鮮丼も、朝からとんかつ定食もパワーブレックファストではないか。吉野家で朝定を食べずに、超特盛を食べたらスーパーパワーブレックファストにはならないのか?マクドでエッグマフィンなど食わずに、朝からビックマックとダブルバーガーにナゲットを食べるのも同じではないのか?
あれ?
私は訳あってマクドを食べることができない。この30年間でマクドに入ったのは二回しかない。一度は10年前にドリンクを飲むために都内のマクドに行った。もう一回は20年前に北京で朝食を食べたのだ。北京市内で中国人数名と一緒に朝食の店を探すも見つからず、麦当労(マクドナルド)に仕方なく入った。朝ならエッグマフィンでもあるだろうとメニューを見たが、モーニングなるものはなかった。中国人たちは普通に朝からダブルチーズバーガーだのビッグマックだのフィレオフィッシュ等を注文していた。
まさにパワーブレックファスト。
中国では朝から焼き餃子などを食べるのだった。朝からガッツリ食べるのは常識であった。日本人も朝飯をしっかり食べようよ。
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)