士別と標津と落葉(らくよう)

投稿者: | 2月 9, 2021

野付半島から国道244号線に戻る。時刻はまもなく午前11時半。中標津(なかしべつ)空港から千歳行きの便は13時35分。レンタカーの返却を考えれば13時までに空港にたどり着けばよい。ならば、ランチを食べるには、まさに今が好機。ここからは標津(しべつ)町の中心部も近い。

標津といえばなにか。北海道には「しべつ」が二カ所ある。道北の「士別町」。名寄の南に位置する。私の中で士別といえば羊だ。羊肉だ。ジンギスカンなのだ。しかも「サフォーク種」。なみの羊肉とは違うのだよ、君。狸小路で食べた。美味かったよ。

もう一つがここ「標津町」である。この地で生まれ、今は恵庭で悪徳保険屋をしている知人が言っていた。

「落葉(らくよう)なんて、標津にいくらでも生えてるよ。」

かつて札幌で落葉を食べたとき、まず、読み方が分からなかった。そして、どんなものかも知らなかった。まさか落ち葉を食べさせるとは思わなかったが、注文して出てきたのは、キノコだった。

落葉きのこのお浸し
落葉きのこのお浸し

キノコ?

食べてみると、ぬめりがあり、食感はつるっとして美味。調べてみると、標準名は「花猪口(はないぐち)」。