新幹線と飛行機　～身分証明書を取得しました～

台風のために予定を変更し、東京に行かずに大阪にとどまった。結果的には飛行機は台風の影響をほぼ受けることはなかったが、新幹線は乱れたようだ。予約していた飛行機は朝７時半。その便しかない。なぜなのか、月曜日の朝に二便も欠航があり、空いていたのは７時半のみ。これだと朝６時半のリムジンバスに乗らなければならない。予定は１１時半に東京駅近くで行われる某団体の役員会なのだが、その前に渋谷区役所に行き、身分証明書を取得せねばならないのだ。

身分証明書って、車の免許とかじゃないのかと思う人もいるだろう。日常生活では、まさに自分を証明するための公的書類を指す言葉だ。別名、個人確認書類である。では、役所が発行する身分証明書とは何かというと、法律で権利を制限されていないことを証明する書類である。２０００年以前に禁治産者等になっていないこと、そして現在、破産していないことを証明するものだ。これは宅建士の登録に必要なものである。

渋谷区役所まで行くのは不便なので、ヒカリエにある区民センターに行こうと思ったら、なんとここの窓口が開くのは１１時からだ。

役員会に間に合わない。

他に駅から近い出張所はないのか探す。恵比寿駅前にあるではないか。大阪から恵比寿に行くのに、飛行機だと６時半のバスに乗り、羽田空港からモノレールと山手線を使うと、１０時前に着く。だいたい三時間半だ。新幹線だと大阪駅から２０分ほど見て、品川まで二時間半、そこから１５分もあれば恵比寿に着く。三時間ちょっとだ。

飛行機より早いし、楽だ。

それに１０時前に役所に着いても、用件はすぐに済むので、１１時半まで時間が余る。ここは新幹線だろう。加えて、新大阪で１５分もあればうどんくらいすすれるだろう。空港でも食べられないこともないが、ゲート内のうどん類はスナックだ。食事ではない。立ち食いは駅に限るのだ。

不本意な朝飯を済ませると、停車中の新幹線に乗り込んだ。飛行機は満席なのに、新幹線はガラガラだ。

なんで？

まあいい、品川まで一眠りなのだ。