平日は自宅で妻が仕事を手伝ってくれている。私は用事が無いかぎり会社には行かない。いわゆるテレワークと言うやつだ。20世紀の頃からこのスタイルを維持している。いつでもどこでも仕事ができるように、ネットさえあればコミュニケーションがとれるように、常にモバイル用ノートPCを持ち歩いている。
今はスマホなどとすさまじく便利なものがあるが、20世紀のWindow95パソコンは現在の一番安いスマホよりも性能がはるかに低かった。CPUは32ビット、メモリは32MB、HDDは2GB、こんなスペックのThinkpadが50万円もした。
育メンだのNOMADだのテレワークだの、そんなものは決して新しくない。20世紀から実現されているし、通勤時間も不要、起きたらすぐに仕事、時間効率も良いのだ。飯も自宅で好きなものが食える。一人で静かに集中できる。電話なんて記録も残せない前近代的なものは、すべてチャットやメッセンジャーに置き換えた方が、メモ代わりにもなって勘違いやうろ覚えもなくなるから、効率的なのだ。仕事ができない人に限って電話を多用するから始末に負えない。
私がテレワークを始めてから20年以上が経つのに、世の中の人はいまだに満員電車で定時に通勤している。この国は習慣や文化を変えるのに膨大なエネルギーを必要とする。生活慣習については、保守的な人があまりにも多いのだ。それが非効率を生み、産業競争力を低下させ、この国を衰退させていることに、誰しも気づいていない。
仕事が一段落したので妻とランチにする。今日は冷やした抜き蕎麦。出張のお土産で買ってきた蕎麦と昨晩食べた山菜天ぷらの副産物である天かす、刺身に同梱されていたツマを有効活用するだけだ。手間は大してかからない。ついでに生野菜を補填する。

これだけではボリューム不足である。ミニ親子丼も作ってみた。玉子をとろとろにする火加減がポイントなのだ。

忘れちゃいけない香の物。自家製の減塩漬物である。これまたお土産で購入したカブをふんだんに使ってみた。沖縄では白カブが高価である。生産している農家もいるのだが、四角いカブが販売されている。カブがきれいな形になるのは相当な技術が必要なのだと実感させられた。

夕方から会社で打合せがあったので妻に送ってもらう。会議の後は懇親会。それが終わったらクールダウンに一人のみ。行きつけのダイニングバーで新作の肉料理を堪能した。


50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)