旅行を辞書で引くと、次のようにある。
「旅に出ること。」説明になっていないような。
「家を離れてよその土地に行くこと。」その通りだ。
英語では旅行をtripと呼ぶ。travelもjourneyも旅行ではないのか。調べてみた。
- tripは名詞、短期の旅行を意味する
- travelは動詞、「旅行する」
- journeyは名詞、長期の旅行を意味する
なるほど。だから銀河鉄道999の歌詞にjourneyを使うわけだ。
で、出張は英語でbusiness trip、つまり、短期の仕事旅行だ。長期の出張はbusiness journeyかと言えば違う。long business tripである。つまりtripはデフォルトで短期旅行を意味するが、longが付くと長期になる。tripをC言語のint型と同じく考えればいい訳だ。
じゃあjourneyってなんだよとなる訳だが、こらは「あてのない旅」を意味するらしい。なるほど、機械の体を手に入れるのも、センチメンタルジャーニーも、いつ終わるのかわからない、アテのない旅だ。松本伊代、懐かしい。替え歌が流行ったものだ。
「伊代はバカ、堀越だーからー」
今なら完全にヘイトだ。
そんな訳で、出張も英語では旅行を意味するのだから、楽しみは旅に出るのと相通ずるものがある。空き時間に観光するのもありだ。男性なら風俗に行くのもアリだろう。地元では行きづらかったり、地方だとそもそも地元に風俗がなかったり、旅先で女性としっぽりしたいとか、男性の欲望はストレートだ。
旅に出て男女問わずに本能的に刺激されること。それは「食事」である。人によっては食えればいいとか、食事すら面倒というのもいたりするのだが、それは無視だ。私にとって出張の最大の楽しみは「食」なのだ。
二泊三日の出張ならば、地元で食べる機会は三度しかない。夕食二回、昼食一回だ。締めのラーメンは別カウントだ。だからこそ、この貴重な機会をできるだけ満足してもらいたいと考えるのは当然のことだろう。
食材豊かな地方の人に「東京で何を食べたらいい?」と聞かれたら、何と言っても外国料理だ。食材の鮮度では地方にかなわないが、東京には地方には無い技がある。高いレベルの世界中の料理を食べることができる。これが東京の魅力だと思う。和食中心の居酒屋など行く価値なしだ。例えば、現状では沖縄で刀削麺を食べることなど不可能だ。ロシア料理も唯一の店が閉店してしまった。ドイツ料理の店など聞いたことがない。
今日は東京の食をどうやって楽しもうか。
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)