叔父の入院 間質性肺炎

投稿者: | 7月 11, 2020

父から連絡があった。入院中の叔父が一般病棟に移ったので見舞いに行ってこいと言う。先日、実家に寄ったとき、妹から母に電話があった。

「叔父が自宅で伏せっていたので、かかりつけの都内の病院まで連れてきたら、そのまま入院になった。」

肺炎だった。

高齢者の肺炎は非常に怖い。昔は肺炎は風邪をこじらせたものだと私も思い込んでいたが、肺炎球菌によるまったく別の病気であり、高齢者の死亡率が高いことが特徴だ。65歳以上は肺炎のワクチン接種も無料で実施されている。若い頃に年配の方から話を聞いたこともある。

「僕の友人がね、風邪で体調が悪いと言うのでね、近くの医者に歩いて行ったんだけど、肺炎と診断されてね、そのまま緊急入院したらさ、五日後に亡くなったんだよね。」

私の父も風邪で調子が悪いのに「寝てれば治る」と、意地でも病院に行かなかったらついに動けなくなり、弟がタクシーで病院に連れて行き、レントゲンを撮ったところ、肺が真っ白だったので緊急入院。肺炎と診断されるが、治療してもまったく改善されない。不思議に思った医者が再度検査すると、肺炎ではなく心臓弁膜症によって肺に水がたまっていることが分かり、手術を受けることになった。

心臓弁の寿命は13年ほどと告げられたそうで「俺の寿命はあと○年だ。」と父はよく口にするが、実際には年寄りほど弁の寿命が長い傾向にある上に、現在では手術ではなくカテーテルを使って弁を留置するtaviという技術も臨床されている。こういう人はなかなか死なないと思う。

叔父が入院している病院がたまたま会社の近くで、今日の日中の予定は移動だけということもあり、午前中に見舞いに行って、午後の便で北海道に向かおうとしたところ、面会時間は15時以降だという。

考えてみれば、午前中は回診や検査があるから面会できるわけないか。「御意!」とかやってないかなぁって、それはドクターXの見過ぎだ(笑)

叔父の病名は間質性肺炎。難病指定されている病気である。調べてみると原因不明の肺炎で治る見込みはないという。叔父の奥さん、つまり叔母は10年前にC型肝炎で亡くなった。とにかく早めに見舞いに行こう。叔父には若い頃、いろいろと世話になったのだから。