謎の領収書と記憶不明な2時間

投稿者: | 7月 11, 2020

昨晩はだいぶ飲んだ。なんせ五時過ぎから飲んでいたのだ。しかも最初の二十分はつまみ無しだ。それは酔うだろう。博多駅前の居酒屋で飲んでから、二軒目は川沿いの洒落たクラブだった。店の名前もわからない。LINEに友だち追加されている女性も誰だか知らない。ま、飲み屋の女性は一、二回無視すれば、永久に連絡してこなくなるので、問題ない。そもそも返事したくても、誰だか分からないのだ。今さら「あんた、誰?」とも聞けないし、聞いたところでやはり分からないのである。

その後に、博多駅前でタクシーを降り、コンビニで水を買ってホテルに戻ったから、おそらく午後11時には寝ていたと思うのだが、やたら眠い。その上に、胃が重くて朝飯を食べる気にならない。

なぜだ?

私の行動ログを確認する。今は便利なアプリがあって、GPSで私の歩いた道をすべて記録してくれるのだ。それによると、3軒目に行ってるようだ。

3軒目?!

iPhoneの写真を起動する。何も写っていない。財布を確認する。領収書が出てきた。

なに、この店?

なにやらバーに寄ったらしい。タクシーで帰ってきたのは覚えているので、記憶が完全に欠落した二時間が存在するのだ。しかも一人で行ったわけではない。帰りのタクシーには三人で乗った。

いったい、なにがあった?

私は店で眠ることはまずない。ほとんどない。そんなことをしたらなにをされるか分からないから、絶対に眠らない。眠るくらいなら、無理してでも帰る。

完全に記憶がここだけすっぽり抜け落ちている。私はなにを食べたのだろうか。

ま、いっか。こんなこともあるよ。