今晩の食事は海鮮居酒屋であろうと予測して、ランチは北海道十勝の短角牛ステーキを食べたのだが、実際には仙台牛の焼肉フルコースであった。
仙台と言えば牛タンがつとに有名だが、ほとんどが米国産の牛タンを使っている。BSE(狂牛病)で米国からの牛肉が輸入できなくなった時は、相当な痛手であったと聞く。
ちなみに日本以外で牛タンを日常的に食べる国は少ないと聞く。確かに内臓料理が豊富な中国でも、牛タン料理は聞いたことがない。アヒルの舌は食べたことがある。大陸ではスタンダードな料理だ。牛タンはメキシコで食べるくらいで、世界中、特に米国では日々、大量の牛タンが食べられずに廃棄されているのだ。
関係者が聞けばもったいないと思うだろう。
仙台牛はれっきとした国産の和牛であり、宮城県内で肥育され、出荷された牛肉である。もちろん、激ウマである。
県外から来てる人間は、その土地の美味いもの、その土地で採れたものが食べたいのである。仙台であれば、牛タン、仙台牛、海の幸であろう。
それなのに、宮城県民の知人から誘われた仙台ランチはお好み焼き店であった。ただ、それだけだ。
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)