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物件案内会
もう12月。今年もあっという間に終わった気がする。11月後半からは時が過ぎるのがさらに加速した感がある。
スケジュールはぎっしり。立て続けに五泊の出張。39度以上の高熱を出そうが、仕事は容赦なく無慈悲にやってくる。他人を頼ってる場合ではない。自身の体調管理の問題だ。周りに迷惑をかけるわけにもいかない。医学の力を借りてなんとか乗り切ると、帰宅してダウンだ。自宅ならカウントを取るレフェリーもいない。
だが、やることは山積みだ。年賀状。昨年は身内が三人くらい死んだので出さずに済んだ。今年はそうもいくまい。大晦日までには年賀状を出さねばならぬ。出すことに意義がある。遅くてもやらぬよりマシ、なのだ。
12月1日、我が社初めての試みがあった。県外から来られたお客様に物件を案内して回るバスツアーだ。懇親会で流す動画の作成を担当していたのだが、早朝に起きてから作業しようと早く寝たものの、なぜか子どもたちが興奮して夜中まで寝ずに大騒ぎ。うるさくて眠れない。諦めて、子どもたちを寝かしつけてから、作業をすることに。
完成したのは朝五時。三時間ほど眠って午前八時に起床。朝食を済ませると、微調整及び懇親会のシナリオとパワポ作成に入る。三時間ほど時間ほど作業して、すべて完了。さあ、昼飯を食うぞ。
早めのランチ
手元に用意したは、東京で買った、名店エチオピアの激辛カレー。
激辛?
日本では、飲食店でも製品でも「激辛」と銘打っておきながら、食べてみたらせいぜい大辛だろうという例が少なくない。私は辛いものマニアではないが、羊頭狗肉は許せない性格だ。このエチオピアのカレーもせいぜい化けの皮を剥いでやろうという軽い気持ちで購入したレトルト食品である。
さあ、見せてもらおうか、激辛のカレーとやらを。妻が温めて盛り付けてくれたカレーライスを一口食べる。
パクっ。
ゔ…が、がらぃ。
「これ、きっとあなたは食べれないよ。」
妻に気遣いを見せつつ、実は冷たい麦茶を求めて宙をさまよう我が左手。
辛い。
まごうことなき激辛である。ひさびさに苦戦である。コイツは飲み物にならない。スルスルと胃に入らない。
辛い〜!
叫び声をあげる私を不思議そうに眺めるけいたま。パパはね、パパはね、今、自分と戦っているんだよ。人生にはね、こんなビビリのパパでも、避けられない戦いというものがあるのだよ。
辛い!!!
すいません、もう疑いません、私の完敗です。全部食べましたが、口の中が大変になっています。出社前に無駄な体力を使い果たし、グッタリとしたまま私は、ツアーバスの待つ沖縄バス本社へと、妻の車で向かったのだった。
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)